小説「幻夜」

かなり前の話になりますが、小説「白夜行」を読んだ記事を書いたことがありましたが
（こちら参照）
昨日、その「白夜行」の姉妹作品と言われている「幻夜」を読み終えました。

「白夜行」に続き、文庫本ではすごい分厚さなので読むのを躊躇っていたんですが
先日図書館に行った時に、ちょうど目に付いたので借りてみたのでした。

私的には文体としては読み易い小説ですが、内容の感想としては････評価が難しいですね。
自分の目指す所に行く為には、誰を不幸にすることも厭わない主人公「美冬」。
もう清々しい位の悪女でとびきり頭の良い女性。
美冬の主観的な描写はないので、彼女の目的や気持ちは想像するしかありませんが
それにしても彼女が最終的にどうなっていきたいのかは私には分かりませんでした。
そういうミステリアスさが、余計この女性を怖くしているのかもしれません。

白夜行のヒロイン「雪穂」と幻夜のヒロイン「美冬」が同一人物だっていう説もありますが、
私個人の印象としては否です。
もしそうだとしたら、白夜行と幻夜の間に一体何が起こったのだろうという事です。
著者の東野圭吾さんも明言はしていらっしゃらないので、あくまで想像するしかないんですよね。

ちなみに映画「白夜行」は見ていません。
先に挙げた様に、主人公の主観からの描写がないので捕らえ方が人それぞれになる部分が多く
その表現が自分の想像と違う場合、違和感を覚えてしまうのが怖いからです。

かなり下手な説明なので分かりにくかったと思いますが、興味のある方は是非。

タグ：幻夜

コメント 2

本っていいですよね。今、あまり動けないので私も本を読んでいます。今は歴史小説にはまってまして。。。図書館に行って借りてきては読みあさっています＾＾

映画の「白夜行」は一時期話題になりましたよね。

「白夜行」、「幻夜」読んだことないです。
ちょっと気になります。。。

今度図書館に行ったときにでもあったら読んでみたいと思います。

また、何かお勧めがあったら教えてくださいね＾＾
by さくっこ (2011-03-09 10:06) 

さくっこさん

腰の調子は如何でしょうか？

歴史小説も面白いですよね！！
って私はまともに読んだのは「坂の上の雲」位ですが・・・。
今まであまり図書館に行ったりしなかったのが、勿体無く思えて来ました。
特に私は小説は2度読む事は本当に少ないので、
図書館で借りる方が向いているようです。

「白夜行」と「幻夜」、機会があったら読んでみて下さい(^^)

by まめぞう (2011-03-10 22:24)